救助支援について
出航の際に重要な救助支援についてご紹介します。
出航する際は万が一の機関故障の発生に備え、仲間の船やマリーナ等の救助艇による救助体制をあらかじめ確保しておきましょう。また、併せて入航時刻などを家族やマリーナ等へ連絡しておくことも重要です。
※水上オートバイは民間救助組織の対象外の場合がありますのでご注意ください。
過去の事故事例
- 民間救助組織と連携しミニボート乗組員を救助
- 釣り中のミニボート(ゴムボート)が 波を受けて浸水・転覆する事故が発生し、乗組員2名が海中転落した。乗組員1名が防水型携帯電話により118番通報を行い、これを受けた海上保安庁は巡視船艇及び航空機を現場へ急行させた。
- 航空機による捜索で事故者を発見し、この救助対応のため出動していた水難救済会所属船を誘導し事故者2名を無事確保した後、捜索を行っていた消防ゴムボートに引き渡すとともに、転覆したミニボートは水難救済会所属船が曳航し、無事救助を完了した。
航行中は、急な天候の変化や船体の機関故障など、様々なトラブルが発生する可能性があります。
万が一のトラブル時に慌てないように、救助を支援する手段(モバイル端末・防水バッグなど)や救助支援先などをあらかじめ確認しておきましょう。
船体や各機関の出航前点検はもちろんですが、航行中のトラブル時の対処方法についても日頃からイメージしておくことが重要です。
連絡体制確保の確認
- 家族・知人・マリーナなどに航海計画を連絡しましたか?
- 家族・知人・マリーナなどの連絡先は確認しましたか?
- 無線機の通信テストは終わりましたか?
- 携帯電話などを持ちましたか?また、行き先は通信可能な範囲ですか?
- 携帯電話のバッテリーは大丈夫ですか?
現在地を他のユーザーと共有する
上記のような緊急時の連絡先や通信環境の確認も非常に重要ですが、スマートフォンでお互いの現在地を共有する方法もありますので、ご参考にしてみてください。
設定方法の詳細については、各サービス提供元へのご確認をお願いします。
緊急回航・曳航サービスについて
マリーナカンパニーの管理施設に保管のご契約をいただいているご利用者の皆様全員に対して、緊急時の出動、回航、曳航サービスのご案内です。
- 緊急時回航、曳航サービス体制
- サービス基地
広島観音マリーナ及び提携事業者(いずれもBANレスキューステーションです) - サービス艇
36Fフィッシングボート 530馬力(広島観音マリーナ)
39F漁船 475馬力(提携サービス基地)2艇
大型艇曳航用漁船、台船(提携サービス基地)
回航、曳航とは、機関故障等で航行不能な緊急時に人的安全の確保を第一に、現場にサービス艇で急行(往路回航)し、乗員乗客を安全な場所へ輸送(復路回航)し、対象船舶を安全な場所への移動(曳航)する業務です。要請は広島観音マリーナ(ダイヤル:082-234-7710)へ連絡してください。
サービスは原則広島観音マリーナの営業日(火曜日定休)、営業時間内(9:00~17:00)の対応となります。
マリーナ定休日、営業時間外のサービス要請については、BAN会員の皆様には提携レスキューステーションが365日24時間対応いたします。
海難事故は必ずダイヤル「118」海上保安部へ連絡してください。
レスキュー費用について
概要 | 税抜 | 単位 | |
---|---|---|---|
出動料 | 20トン未満 | 5,000円 | 隻 |
20トン以上 | 10,000円 | 隻 | |
回航料(復路) | 20トン未満 | 2,000円 | 海里 |
20トン以上 | 4,000円 | 海里 | |
捜索料等 | 15,000円 | 時間 | |
曳航料 | 5トン未満 | 5,000円 | 海里 |
5トン以上20トン未満 | 10,000円 | 海里 | |
20トン以上 | 20,000円 | 海里 | |
回航料(復路) | 20トン未満 | 2,000円 | 海里 |
20トン以上 | 4,000円 | 海里 |
- 別途消費税が必要です。
- 絡んだロープの除去、座礁船の引き下ろしなど、回航、曳航、捜索以外の作業は上記料金とは別途、お客様にご精算いただきます。
- 夜間(日没から日の出まで)及び荒天時(風速10m/s以上)は上記料金の5割増しとなります。
- BAN会員は上記の出動料、回航料、曳航料、捜索料が無料です。